マフラーの基礎知識のおさらい
まずは、基礎となるバイクマフラーの役割をご説明しましょう。まず、マフラーの大きな役割は、消音機能にあります。
エンジンの仕組みは、燃料と空気を混合したガスを燃焼させ、ピストンを回転させることにより、精神力を生み出してきます。
燃焼させたガスは、非常に高温で、高圧力がかかっています。
つまり、そのまま排出させると、大気に触れて膨張するため、大きな爆音を辺りにまき散らしてしまいます。
こうした音を、軽減する役割をマフラーは担っているわけです。
また、マフラー内部の排気をスムーズにすることで、エンジン性能も効率的に引き出されます。
さらに最近では、一酸化炭素などの有害物質の浄化機能を持つマフラーも、よく見られるようになってきました。
バイクマフラー交換のメリット
バイクが大好きだからと言っても、知っているつもりで、知らないことはたくさんあるものです。
ベテランと自負される方でも、バイクに乗って数年経って、ようやく気付いたということもよくあるものです。
今回は、バイクになくてはならないもの一つ、マフラー交換について解説していきます。
まずは、メリットについて、ご紹介しておきましょう。
・自分好みのスタイリッシュな、カスタマイズができる。
・マフラーの音量調節が可能で、好みの排気音にできる。
・セッティングや吸気量の調整により、性能をアップが期待できる。
・軽量化や排気効率により、出力の向上が見込める。
バイクマフラー交換のデメリット
バイクマフラーの交換をしたはいいが、後々不都合が生じるということもあり得ます。
そこで、次はバイクマフラー交換のデメリットに関して、ご説明しておきましょう。
『社外マフラーは音は大きくなりやすい』
・セッティングにより、音を小さくする事も可能。
『車検に通らない可能性も』
・基準適合品でない場合、車検に通らないケースもあります。
ただし、JMCA認証のマフラーであれば、検査に引っ掛かることはほとんどありません。
『パッセンジャーに影響が出る可能性』
・タンデム走行を楽しむ方もいらっしゃいますが、マフラーはタンデムシート下部に取り付けられるため、振動の影響でストレスの要因になってしまう可能性もあります。
マフラー交換の際の注意点
ここまで、マフラーのタイプにより、デメリットが生じる可能性を紹介してきました。
そこで、マフラーを選択する際には、基準適合品にあったタイプのマフラーを選びましょう。
現在、基準適合品としては、JASMA認定品と保安基準適合品、そして車検対応品があります。
これらをチョイスしておけば、車検に問題が生じることはないでしょう。
また、マフラーを交換の際には、エンジンなどはかけずに、マフラーが冷めていることを確認し、作業に移ります。
マフラーはタイプにより、様々なモデルがありますので、ドレスアップや音など、目的に応じて選ぶと良いでしょう。